鍼灸学校に行っていた頃から聞いていた安浦町の”おおやいと”のお寺の話。
いわゆる打膿灸(だのうきゅう:親指くらいのもぐさを皮膚に乗せて燃やし切ります、その後膏薬を塗り1週間位膿が出ますので膿を吸う紙を一日3回変えます。そうする事で免疫力上げる、痛みを取る、体質改善をする。)をやっていたお寺を訪ねました。何年前からかは知りませんがもうお灸の施術はされていません。当院にも”おおやいと”に行った跡が残っている患者さんが良く来られます。患者さんから関西方面からも患者がやって来ていたと聞かされてずっと気になっていたのです。
・・・・で今日行きました。場所は安浦町の中畑。近くのJR駅からもバスで10分はかかる場所です。旧道をバイクで走っていると目指す寺はありました。圓照寺です。・・・・ここか?と思わせる程普通の寺です。寺の入り口にも説明文等一切ありません。何か”おおやいと”の跡が残っていないか探しましたら・・・・ありました!
圓照寺の門の前の昔商店だった家の壁にそれは貼ってありました。”おおやいと”の後に貼る紙を売る看板です。この店で多くの方が紙を買って帰られたのでしょう。
その場で暫く当時の賑わい振りを想像しました。