高齢者の熱中症予備軍のサイン

今年は連日暑いです。お盆過ぎて少し朝晩涼しくなりましたが、この暑さまだまだ続きそうです。
高齢者の場合、一般的に言われている様な症状が出ている時はもう、すぐに病院で点滴をしてもらうべきです。
大事なのは病院に運ばれる前の状態を見極め、その時点で適切な処置をする事です。
熱中症の実際という事で参考にして頂けたら幸いです。

高齢者の熱中症予備軍のサイン

1、声がかすれる・・・・風邪を引いているわけでもないのに「何となく声がかすれている」様に感じたら

それは身体の水分が少なくなっている証拠です。水分を取ると共に部屋を涼しくする等対策が必要です。

2、手の甲の皮膚をつまんでみると、つまんだ皮膚の形がそのままになる・・・・これも水分が少なくなっている証拠。

・高齢者の方でこの時期気をつけないといけない事とは?

高齢になって来ると気温の感じ方が鈍くなってきます。

普通なら暑いと感じる気温でも暑く感じません。

つまり暑い部屋でクーラーをかけなくても平気なのです。ですので

本人は「クーラーは寒いからつけないで」と言いますが、クーラーはつけなければなりません。

また大事な水分補給ですが、高齢者の方に「水分を取って下さい。取ってますか?」と聞くと必ず「取ってます、ほらこの通り」
とペットボトルを見せてくれたりします。・・・・が、

実際はほとんどの場合、必要水分を摂取していません。(500mlのペットボトルが部屋にある事で水分を取っていると勘違いしている)

通常のクーラーの効いた部屋でも午前中で500ml、午後500ml、計1リットルを目安にします。

外に出ている時は1時間に300ml飲む事を目安にします。

「このペットボトルに入っている水分を午前中に飲んで下さいね」といった具体的な指示、確認が
大事です。ポカリスエットを飲む時は2~3倍に薄めて飲むのが良いです。

通常売られている状態をそのまま摂取すると糖分の取りすぎになります。(実は高齢者だけでなく私たちが通常摂取する時も
2~3倍に薄めて飲むのが良いです)