人には”経絡”という”気”の流れているラインがあります。
この経絡は、内臓や脳、生殖器等、体のあらゆる部分に繋がっています。
体に異常があるとこの経絡上の”ツボ”にも変化が現れます。
この異常の出た”ツボ”にハリやお灸をする事で体を整えるというのが鍼灸です。
この”ツボ”は、必ず同じ所にあるわけではなく、その時々によって動いていることをご存知でしょうか?
人が生きているように”ツボ”も生きているわけです。
効く(効果を出す)治療をするには、死んだ(効果が出ない)”ツボ”ではなく生きた(効果の出る)
ツボを正確に探る必要があります。
写真は足の大陰脾経の大都(だいと)、太白(たいはく)、公孫(こうそん)、商丘(しょうきゅう)の位置をマークしています。
主に内臓疾患や体のだるさがある時に使うツボです。
いわゆる教科書に書いてある位置とは大分違っています。
院長が所属している滋賀漢方鍼医会では、指先の感覚を磨く「ミリ単位で”生きたツボ”を探る」訓練をしています。